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Q & A

みなさまからのご質問にお答えします。

現代アートに限らず、アフリカの自然・歴史・日々の暮らし・考え方など、現地スタッフと一緒に考えてお答えします。

​※ 協会へのメッセージ、ご意見、ご質問はお問合せフォームよりお願いします。

アートツアー中にお答えできなかった質問にも、こちらでお答えしております。

<マラウイについて>

Q. 車は右ハンドルですか?

1964年に独立するまでイギリス領だったので、車両は左側通行です。右ハンドルの日本の中古車は品質が良いことに加えて、使いやすいこともあってか、マラウイでは日本車がとても多いです。

世界では右側通行が主流で、左側はイギリスの植民地だった地域と、日本のようにその制度を取り入れた国くらいのようですね。

Q. 治安は良いですか?

アフリカの中でも治安は比較的良い方です。一般的にマラウイの人々は穏やかで、日本人に対する印象も良いので、危険を感じる場面は少ないです。

​運が良ければ、なくした財布やスマホが見つかることもあります。

 

ただし、どの国への旅行でも同じですが、暗くなってからの一人歩きや、街中での貴重品の取り扱いには十分気を付けてくださいね。

Q. 日本から週何便あるんですか?

1.南回りルート

南アフリカ航空、キャセイ航空、シンガポール航空等でヨハネスブルクに入り、そこから南アフリカ航空等が毎日運航。

 

2. アフリカルート

エチオピア航空 アディスアベバ経由が週4便運航(仁川で給油駐機あり)

 

3. アジアルート

バンコクよりケニア航空 ナイロビ経由が毎日運航。バンコクよりエチオピア航空 アディスアベバ経由が毎日運航。

 

4. その他

南部の都市ブランタイヤへは、ヨハネスブルク及びアディスアベバから毎日運航。

Q. 協力隊はマラウイでどんなことをするんですか?

職種は様々です。隊員の専門やスキルに応じて配属されます。

・教育関連:小学校や高等教育の現場で情操教育科目や理数科目を指導、教員養成学校で将来の教員に向けた指導など。

・コミュニティ開発:農家さん達や村のコミュニテーの現金収入向上支援など。

・公衆衛生/栄養士:HIVエイズ・感染症対策の啓発、妊婦さんや子供の栄養指導など。

・看護師:病院やクリニックで技術指導、衛生指導など。

これまでに、のべ1800人の隊員がマラウイに派遣されています。

Q. 宗教は何ですか?

アフリカの人々の生活や文化は、宗教ととても深く結びついています。

アフリカ大陸全体では、アラビア半島を経由して伝わったイスラム教を信仰する人が50%を占め(北部に多い)、キリスト教を信仰する人が40%弱とされています。

植民地時代にイギリスが宗主国であったマラウイでは、約75%がキリスト教徒で、イスラム教徒は20%といわれています。土着の伝統的宗教の影響も色濃く残っていますが、様々に混ざり合っているので、詳しく把握するのは難しいです。

Q. 農業は焼き畑ですか?

伝統的な焼き畑は今も行われています。家族経営で自給自足をする小規模農家がほとんどですが、化学肥料を使った近代的農業も多く行われるようになっています。

 

化学肥料が土地を痩せさせてしまうとして自然農業を推奨する考えや、生産性を上げるために化学肥料が必要だとする考え、物流システムを整備すべきだ、など様々な考え方があり、模索が続いています。

<アートについて>

Q. Elsonさんが話していた "Umunthu" とはどのような意味ですか?

Umunthu(ウムントゥ)とは、アフリカ社会の伝統的な概念で、説明するのは難しいのですが、ひとはひととの関係の中にある、といったイメージで、日本語では "共生" という言葉に近いでしょうか。

 

デカルトが “I think, therefore I am”(我思う、故に我あり)と自我のアイデンティティを概念化したように、西洋文明では個人を重視しますが、アフリカには "I am because we are" という概念があるそうです。

アフリカの人々の生活はコミュニティの中にあり、これを重視します。多様な文化や民族が交じり合う流動的な社会の中で生まれた生存の知恵ですが、これからの社会を生きるわたしたちにも必要な考え方かもしれませんね。

Q. Ellisさんが使っている染料は何すか?

一般的な繊維用の化学染料です。マラウイ国内で生産されていないので、エリスさんも高価な輸入品を使っています。

​ボランティアで教えている子どもたちへのバティック制作の指導にも経費がかかるため、継続するのが大変だそうです

​自国産業が少ないマラウイでは農産物以外は輸入に頼らざるを得ないうえ、物流インフラが整っていないので、生活必需品以外のものの物価は高いです。

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